<熊本・中2女子転落死>大学教授ら4人がメンバー 市いじめ防止委臨時部会が初会合 /熊本

<熊本・中2女子転落死>大学教授ら4人がメンバー 市いじめ防止委臨時部会が初会合 /熊本
毎日新聞2015年3月31日(火)15:13

 熊本市中央区のマンションから市立中学2年の女子生徒(14)が転落死した問題で、いじめの有無などを調査するため設置された市いじめ防止等対策委員会臨時部会の初会合が30日、市内で開かれた。メンバーに選ばれた大学教授や弁護士ら4人が出席し、緒方宏明・尚絅大短大学部教授が部会長に決まった。

 部会は非公開で開催され、事案の概要や経緯などが報告された。終了後に記者会見した緒方部会長は「時系列で流れは把握したが、これからしっかり細かく調べたい」と述べた。4月をめどに第2回の臨時部会を開き、本格的な調査を始める。

 市教委によると、女子生徒は1月20日、担任教諭に「数人の生徒から嫌なことを言われた」と相談していた。3月11日も同様の相談があったため、翌12日に校長らの立ち会いで女子生徒とその保護者が複数の生徒と対面したが、13日から欠席。女子生徒は20日午前7時50分ごろ、熊本市中央区の自宅マンションベランダから転落して間もなく死亡した。県警は自殺した可能性もあるとみて調べている。【井川加菜美】

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