事務職員が480万円着服=給与水増し、懲戒解雇に―東京大
時事通信2015年3月31日(火)18:37
東京大は31日、40代の非常勤女性職員が給与の水増しや架空の業務発注で約480万円を着服していたとして、懲戒解雇処分にしたと発表した。着服を認め返金したため、刑事告訴などは行わないという。
東大によると、女性は2011年から非常勤の事務職員として勤務。行政書士資格を持ち、データ入力や外国人留学生の相談業務をしていた。
雇用書類を改ざんして時給を大幅に高くし、13年12月〜15年1月に計約274万円を過大に受け取ったほか、自宅に置いた行政書士事務所に相談業務を外注したとの架空の書類を作成し、約212万円を不当に支払わせていたという。年間支払額の増加に上司が気付き、発覚した。
東大は「書式は完璧で、上司の印鑑を無断で使っていたため、見抜けなかった」と釈明している。