区立小の男性教諭、更新時期勘違いで教員免許を失効

区立小の男性教諭、更新時期勘違いで教員免許を失効
産経新聞 2015年4月14日 7時55分配信

 都教育委員会は13日、教員免許を失効したまま、1年以上授業をしていた区立小学校の男性教諭(34)が同日付で失職したと発表した。平成21年4月に始まった教員免許の新制度は一定期間ごとの更新を義務付けている。都教委によると、男性は26年3月31日に免許の有効期限が切れることは知っていたが、更新手続きの時期を勘違いし、“うっかり失効”した。

 新制度では、有効期限が切れるまでの2年間に更新講習を受ける必要がある。一方、新制度導入前の免許取得者については35、45、55歳になるまでの2年間に講習を受けることになっている。男性はこの2つのルールを混同し、免許状には26年3月末までとの記載があったが、「35歳になる28年3月までに講習を受ければいい」と誤認し、失効が発覚する今月8日まで教鞭(きょうべん)をとっていたという。

 都教委は「こうしたケースは初めてだが、制度のはざまで勘違いしやすい。全教員に制度を改めて確認させる」としている。

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