紙にカッター、刃折れるまで刺す 教諭ら懲戒処分 福岡

紙にカッター、刃折れるまで刺す 教諭ら懲戒処分 福岡
朝日新聞デジタル 4月28日(火)7時20分配信

 北九州市教育委員会は27日、児童に対して不適切な言動があったとして、小倉南区の市立吉田小学校の男性教諭(59)を停職6カ月に、監督責任として校長(56)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。

 市教委によると、教諭は1月、担任をしている小学2年のクラスで、連絡帳を忘れた男児に代わりの紙をカッターで切って渡そうとした際、その紙を教壇の上に置いてカッターの刃が折れるまで何度も突き刺した。折れた刃は教壇から飛んだが、男児にけがはなかった。

 この教諭は、別の男児が図工の授業中にふざけて絵を描いたとして、絵を足で踏んでゴミ箱に捨てる行為も確認された。校長はそれらを把握しながら、適切に市教委に報告しなかったという。教諭は3月から病気休暇を取っている。

 このほか体罰があったとして中学校の2人の男性教諭が懲戒処分を受けた。小倉南区の教諭(26)は昨年12月、当時勤務していた若松区の中学校で、たばこを吸った男子生徒を何度も蹴り、手の骨にひびが入るけがをさせて減給1カ月(10分の1)。過去にも生徒を平手打ちするなどして文書訓告を受けていた小倉北区の教諭(27)は3月、顧問を務める部活の男子生徒に平手打ちをしたなどとして減給6カ月(10分の1)になった。(山根久美子)

———

児童の絵を踏み捨てた教諭、停職6か月
読売新聞 4月28日(火)9時56分配信

 北九州市教育委員会は27日、児童が描いた絵を足で踏みつけ、ごみ箱に捨てたなどとして、同市小倉南区の市立小学校の男性教諭(59)を停職6か月の懲戒処分にした。

 教諭は「感情を抑えきれなかった。児童に申し訳ない」と話しており、3月下旬から病気を理由に休んでいるという。

 市教委の発表によると、教諭は昨年6月、担任だった2年生の教室で、図工の授業中にふざけていた男子児童を注意した後、この児童が描いた絵を足で2回踏み、丸めてごみ箱に捨てた。今年1月には、連絡帳を忘れた別の男子児童に代わりの用紙を渡す際、カッターで何度も紙を刺した。折れた刃が男子児童の方向に飛んだが、けがはなかった。

 同月に児童の保護者が学校に相談し、発覚。市教委は「見識を極めて欠く行為」として、懲戒免職に次ぐ重い処分とした。また、事態を把握しながら、市教委に速やかに報告しなかったとして、男性校長(56)を戒告処分にした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする