女性盗撮教頭、わいせつ臨時講師… 懲戒処分1年で47人、神戸市
神戸新聞NEXT 2015年5月1日(金)11時0分配信
神戸市は30日、職員の2014年度懲戒処分まとめを発表し、管理監督者を含め、前年度比5人減の47人が懲戒処分を受けたことを明らかにした。任命権者別では、市長部局が前年度比4人増の19人で最も多く、28人だった教育委員会は14人に減った。
免職は、▽危険運転致傷罪で起訴された環境局の職員▽私的な裁判に偽造公文書を提出するなどした保健福祉局の職員▽▽譲渡目的で口座を開設した小学校の管理員−の5人(肩書などはいずれも当時)で、前年度から3人増えた。
停職も27人で9人増となった一方、減給(7人)と戒告(8人)は計17人減った。市は「刑法犯に該当する被疑行為が減っておらず、厳粛に対応した」などと説明。法令順守の意識が周知されていないとして、所属長らを通じ徹底する。
また、市は昨年4〜6月、当時建設局に所属していた男性職員(28)が、同僚の女性職員にセクハラを重ねたとして、昨年10月に停職1カ月の処分にしていたと発表。市によると、公用車を運転する女性の手を触ったり、打ち合わせで必要以上に顔をのぞき込んだりしていたという。
(小川 晶)