50代男性教諭、女子高校生の着替え盗撮「理性を失ってしまった」
スポーツ報知 2015年5月13日 19時36分配信
さいたま市教育委員会は13日、市立大宮西高校の男性教諭(57)が、生徒を引率して訪れた埼玉県内の体育館で、他校の女子高校生の着替えを盗撮したとして、停職3か月の懲戒処分にした。教諭は、同日付で依願退職した。
教育委によると、ダンス部の顧問をしていた教諭は4月17日、大会のリハーサルが行われた上尾運動公園体育館に生徒を引率。午後1時50分ごろ、観客席でビデオカメラのズーム機能を使い、対面の席にいる人の顔を確認していたという。その際、着替えている女子高校生を盗撮した。
教諭は、教育委の事情聴取に「着替えている女生徒の姿がフレームに入ったため突然理性を失ってしまい、録画ボタンを押してしまった」と話しているという。行動を不自然に思った他校の教員が「何をしているのか」と声をかけたが、教諭は画像を消去。その後、大会本部を通じて校長に連絡が入り、教諭を問いただしたところ、盗撮したことを認めた。画像解析ソフトで、一部の画像も復元された。
盗撮された女子高校生は特定されているが、生徒の保護者は「学校の先生がそのような行為を行ったのは残念だが、娘がショックを受けると思うので伝えないことにする」と話しているという。警察には校長が報告しているが、現在のところ事件として扱われてはいない。