「ネットの闇にはまった」女子高校生を買春の元小学校長に猶予付きの有罪判決
ABCニュース 2021/9/21(火) 12:18配信
女子高校生に現金を渡してみだらな行為をした罪などに問われている兵庫県伊丹市の小学校の元校長に、有罪判決が言い渡されました。
判決によりますと、伊丹市立小学校の元校長、峰松誠治被告(62)は2020年、18歳未満と知りながら女子高校生に現金1万5千円を渡して大阪市内のホテルでみだらな行為をしたほか、別の女性のわいせつ画像をSNSを通じて販売していました。
峰松被告はこれまでの裁判で「ネット社会の闇にどんどんはまっていった。善悪の判断をなくしてしまった」などと述べていました。
21日の判決で、大阪地裁は「被害児童の健全な発達への悪影響を無視できず、身勝手な動機であり犯行は悪質」と判断。
一方で、被告は犯行を認めて反省しているとして、懲役2年執行猶予3年・罰金20万円の有罪判決を言い渡しました。
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「峰松容疑者は児童買春とわいせつ画像売買の2つの容疑で逮捕されましたが、事実と認めていました。まじめで実直な先生だったので、ほんまかと驚いた。学生と思われる女性と3度、会社員という女性と1度、関係を持ったと説明していた。2人ともツイッターで知り合ったとそうです。学生という女性には買春の対価として1回につき1万5千円から3万円を支払った。会社員は1回3万円で、記憶は鮮明だと語っていました」
「SNSで知り合った女性からもらったり、無料のわいせつサイトからダウンロードした画像を1枚500円くらいで50枚から60枚を売ったと認めていた。写真をSNSで売る時は『もも』という女子中学生になりすまして書き込んでいたそうです。(人気女子プロゴルファーの)三浦桃香選手の名前から拝借したと話していた。ファンかどうかはわかりません」(前出の担当者)
SNS(会員制交流サイト)で知り合った女子高校生に現金を渡して児童買春したり、わいせつ画像を販売したりしたとして、大阪府警寝屋川署は30日、児童買春・ポルノ禁止法違反などの疑いで、兵庫県伊丹市の元小学校長で総合教育センター非常勤職員、峰松誠治容疑者(62)=同市千僧=を逮捕した。「18歳未満と思わなかった」と容疑の一部を否認しているという。
逮捕容疑は、昨年9月中旬〜11月下旬の間、大阪市内のホテルで、SNSで知り合った府内の高校生(当時)が18歳未満と知りながら現金1万5千円を渡して児童買春したとしている。このほか、同年8月下旬、SNSで中学生を自称する相手から入手したわいせつ画像を、女性になりすまして3点5千円相当でインターネット上で販売したとしている。同署が画像販売を発見し、容疑者として浮上した。
伊丹市によると、峰松容疑者は公立小学校で教諭、校長を務め一昨年3月に定年退職。市立幼稚園長を経て昨年4月から非常勤職員として総合教育センターで不登校の子供たちの指導を担当していた。今月12日に「事情聴取を受けている」と本人から報告があり自宅謹慎。30日に懲戒免職処分となった。市の担当者は「まじめで誠実と評判だったので驚いている。子供たちに迷惑をかけると反省していた」と話している。