全員に誤った通知表配布 泉崎一小の1クラスで
福島民友新聞 2015年7月28日 11時22分配信
泉崎村教委は27日、同村の泉崎一小(原隆校長)で、低学年の1クラス21人全員に誤った内容の通知表を配布するミスがあったことを明らかにした。保護者からの問い合わせで発覚、校長と担任の女性教諭が各家庭を訪問して謝罪し、正しい通知表を配り直した。
村教委によると、21人全員の「学習の記録」「生活の様子」などを取り違えた。担任がパソコンの表計算ソフトを使い作成した一覧表を、通知票に反映させる際に入力ミスがあったことが原因という。
印刷された通知表を原校長ら管理職が確認したが、パソコン上での一覧表のチェックを信じていたため、ミスに気付かなかった。配布した17日、児童の係名が違うことに気付いた保護者から問い合わせがあり、確認したところ、クラス全員の通知表に誤った内容があることが判明した。
村教委は27日までに、クラスの保護者会を開き、謝罪して経緯を説明した。臨時の小中学校長会も開き、確認体制の再確認など再発防止策を協議した。原校長は「あってはならないことで、大変申し訳ない。子ども、保護者、地域住民の信頼を取り戻せるよう気を引き締めたい」と話している。