<日大名誉教授借金>元組幹部と飲食 JOC関係者も同席か

<日大名誉教授借金>元組幹部と飲食 JOC関係者も同席か
毎日新聞 2015年11月10日(火)15時0分配信

 日本大学の男性名誉教授(77)が指定暴力団山口組系元組幹部の男性から2000万円を借り入れていた問題で、名誉教授が2008年5月に元幹部らと会食した場に、日本オリンピック委員会(JOC)関係者の男性が同席していた疑いが浮上した。元幹部は13年に埼玉県内の男性を相手に借金返済を求める訴訟をさいたま地裁越谷支部に起こしており、証人として出廷した名誉教授が裁判所に提出した手書きのメモにJOC関係者と元幹部が面会していたことを示す記述があった。【和田浩幸】

 裁判記録のメモによると、名誉教授が当時現役の組長だった元幹部と会食した際、JOC関係者の男性も別件で元幹部と面会。投資の相談をするために集まった名誉教授ら7人とJOC関係者ら2人が合流して料理店やクラブで飲食したことが書かれていた。JOCは事実関係について情報収集している。

 名誉教授は約10年前に元幹部から2000万円を借り入れたといい、日本大学は10日に調査委員会を開き、名誉教授から改めて事情を聴く。

 名誉教授は08年に退職後、非常勤講師として講義を受け持っていた。大学側が6日に事情を聴いたところ、名誉教授は元幹部について「二十数年前に知人の紹介で知り合った。たまに会うくらい」と説明。名誉教授は民事裁判で昨年8月に証人として出廷し、元幹部から海外での事業資金名目で2000万円を借りていることを明らかにしていた。大学によると、名誉教授は今も返済していないという。

 大学は名誉教授が担当している大学院の授業を9日に休講にした。

          ◇

 暴力団関係者など反社会勢力との交際は、過去にもスポーツ界や芸能界など幅広い分野でしばしば問題になってきた。

 スポーツ界では2013年、日本プロゴルフ協会の副会長や理事が指定暴力団の会長とゴルフや会食をしていたことが発覚し、協会の会長を含む代議員全員が辞職した。09年には、同年7月の名古屋場所で土俵下の維持員席で暴力団関係者が観戦していたことが毎日新聞の報道で表面化した。日本相撲協会は10年、入場整理券の手配に関与した親方2人を処分した。

 芸能界では11年、人気タレントの島田紳助さんが暴力団関係者との親密な交際関係があったとして、芸能活動から引退することを表明した。政界では12年、当時の田中慶秋法相が、かつて暴力団関係者の宴会に出席したことなどを指摘され、体調不良を理由に法相を辞任している。

 教育関係では14年、【太田誠一】

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