<無免許運転>10年以上通勤や生徒送迎 長崎の教諭懲戒免
毎日新聞 2015年11月20日 21時50分配信
長崎県教委は20日、10年以上無免許運転を繰り返したとして、同県佐世保市立早岐(はいき)中の鹿嶋祐典(かしま・ゆうすけ)教諭(44)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。
県教委によると、教諭は2005年4月〜今年9月、無免許で乗用車を運転し、佐世保市などの勤務先に通勤したほか、生徒の送迎にも使った。
県教委は、車を使って通勤する場合、1年に1回以上、学校に免許証を提示するよう義務付けている。教諭は原付きバイクの免許しか持っておらず、自動車の運転免許を持つ妻の免許証をスキャナーで取り込み、加工して印刷し「免許証のコピー」として提出していたという。
9月19日、佐世保市の国道で乗用車に追突し発覚した。県警佐世保署は10月、教諭を有印公文書偽造・同行使と自動車運転処罰法違反(無免許過失運転致傷)の疑いで書類送検した。県教委は「偽造は想定していなかった。今後は実物を確認する」としている。【小畑英介】