免許失効の講師が3年7か月授業 ウィッツ青山学園高 伊賀市

免許失効の講師が3年7か月授業 ウィッツ青山学園高 伊賀市
YOU編集部 (2015年11月20日 20:49)

 伊賀市北山にある株式会社立の「ウィッツ青山学園高校」は11月20日、英語と情報の2教科を担当する非常勤の女性講師(58)が2012年4月以降の約3年7か月にわたって、免許が失効した状態で授業を行っていたと発表した。同校によると、該当する授業は全て未履修となり、1教科でも受講していた全日制と通信制の生徒は卒業生を含め最大で延べ2058人に上り、実人数は調査中という。
 16日夕方に、講師本人から報告を受け発覚した。教員免許の更新制度は09年4月に導入され、講師は11年3月に10年間有効の新免許状で情報科の資格を取得したことから、旧免許状の英語も自動的に更新されたと思い込み、必要な手続きを怠っていた。
 旧免許状保持者は生年月日に基づいて修了確認期限が設定されており、女性講師の場合は12年1月末までに更新講習の受講と申請をしなければならかった。同様事例のニュースをインターネットで見て疑問を抱いた女性講師が県教委に電話で確認して判明したが、学校側も講師と同様の認識だったという。
 講師からの報告を受け、同校は17日に設置を認可した同市教育委員会に説明。18日に緊急の保護者会を開いた。20日午後の記者会見で、西尾隆一校長は「生徒たちは何の非もなく、お詫びするしかない。卒業が控えている3年生への対応を優先したい」と謝罪した。
 全日制の在校生には、放課後や冬・春の長期休暇中に補修が受けられるようにする。通信制の在校生には所属している全国48か所の学習支援教室を通じて連絡するが、同校は「対応は市を窓口に国県と協議してから」と説明。卒業生について、市教委は「過去の事例を受けた国の指針から(卒業の)取り消しはないだろう」と話した。
 同校は05年に廃校となった旧青山町立上津小学校に開校。単位制の普通科で、在校生は全日制が寮生を含めて21人(各学年定員20人)、通信制が約1100人(同400人)。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする