「入試で有利」と野球部入部勧誘の不適切文書を送付 大阪府立高校の教諭を停職1カ月
産経新聞 2015年12月19日(土)8時44分配信
大阪府教委は18日、顧問を務める高校の硬式野球部へ入部を希望すれば入試で有利になるという虚偽の内容の文書を作成し、中学校の野球部顧問らに送付したとして、府立高校の男性教諭(51)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。
府教委は、来春の高校入試から、ボーダーゾーン(合否のボーダーラインの上下各10%)内の生徒の選抜については、各校が定めたアドミッションポリシー(求める生徒像)に合う生徒から優先的に合格とする制度を導入する。
男性教諭は今年10月、ボーダーゾーンの選抜について「入部希望者は絶対的に有利になります」「最優先に合格」などと事実に反した内容の文書を作成。府内の公立中学校157校の野球部顧問などに送付した。
男性教諭は「学校を活性化させようという思いだったが、不適切な表現だった」と話しているという。