中学校金庫の40万円紛失、女性教諭「捨てた」
読売新聞 2015年12月22日 10時16分
徳島県阿波市の市立中学校で、職員室の金庫に保管していた現金約40万円がなくなり、同校の50歳代の女性教諭が無断で持ち出していたことが、市教委などへの取材でわかった。阿波吉野川署は、窃盗の疑いで捜査している。
市教委などによると、現金は2年生の保護者から集めた教材費で、10日、会計担当の男性教諭が金庫に入れた。11日に業者への支払いのために金庫を開けると見当たらず、校長が同日、同署に盗難の被害届を出した。18日、女性教諭が自ら同署を訪れ、「お金を持ち出し、ゴミ箱に捨てた。ストレスを感じていた」と話したという。
同校では教職員全員が金庫の開け方を知っていた。今後は校長と教頭しか開けることができないようにして再発防止を図る。市教委は「金銭の紛失は大変遺憾。捜査の推移を見守りたい」としている。