(朝鮮日報日本語版) 女子生徒にわいせつ行為15回、54歳高校教諭に実刑=ソウル西部地裁
朝鮮日報日本語版 2016年1月14日(木)11時0分配信
教え子の女子生徒に対し常習的にわいせつな行為をしたとして起訴された公立高校教諭のK被告(54)に対し、ソウル西部地裁刑事11部(シム・ウヨン裁判長)は13日、懲役1年6月を言い渡した。また、性的暴力治療プログラムを120時間受講するよう命じた。
地裁は判決理由について「被告人が自分の地位を利用し、複数の女子生徒たちにわいせつな行為をした。警察の捜査を受ける際には、生徒たちに嘆願書の提出を求めるなど、罪状は重い」と述べた。
K被告は2014年5月から昨年1月にかけ、ソウル市西大門区にある高校で、自ら指導していた大学進学クラスの女子生徒6人の体を触るなど、15回にわたって、わいせつな行為をしたとして起訴された。昨年2月、K被告は被害に遭った生徒の保護者たちから告発され、警察の捜査を受けた。検察はK被告に対し、懲役2年を求刑した。
K被告が勤務していた学校では、K被告のほかにも、前校長など男性教員4人が女子生徒や女性教員にわいせつな行為をしたり、生徒たちにセクハラ発言をしたりしていたことが分かった。昨年7月、この学校に対する監査を通じ、問題の教員らは解職され、警察に告発された。