松江市の小学教諭が出張旅費22万円を不正受給、指摘受けた学校側も約5カ月間調査せず
産経新聞 2016年3月25日 19時0分配信
松江市立小学校の男性教諭(57)が出張の旅費22万9千円を不正に受給していたことが分かり、島根県教委は25日、この教諭を減給(10%、1カ月)処分とした。県教委が昨年9月、この教諭の請求に不審な点があるとして所属する学校に確認を依頼したが、学校側は約5カ月間、問題を放置していた。
県教委学校企画課によると、この教諭は平成22〜27年度に行った出張331回のうち、188回について路線バスや鉄道、マイカーの使用を申請・報告したにもかかわらず、実際には同じ出張に行く別の教員のマイカーに同乗。旅費を不正請求し、受給していた。
調査に対し、教諭は22年度以前にも不正請求していたことを認めている。県教委は各市町村の教育長や県立学校などに対し、注意喚起を通知。松江市教委は学校側の管理責任を問い、校長を文書訓告処分とした。