教諭ら5人戒告、4人を厳重注意 体罰や交通事故
山形新聞 2016年3月26日 12時2分配信
県教育委員会は25日、体罰や交通事故により教諭ら計5人を戒告の懲戒処分とし、4人を厳重注意の指導措置にしたと発表した。
県教委教職員室によると、体罰については、村山地区の小学校に勤務する40代男性教諭を戒告とした。昨年9〜11月、児童1人に対して授業中に「このクラスにはいらない」などと不適切な発言をしたほか、指導に従わなかったこの児童を教室から引きずりだそうとした。また、黒板を強くたたいて子どもたちを驚かせた。
村山地区の中学校の40代女性教諭も戒告。昨年10〜12月、部活動中に部員に「信用していない」などの暴言を繰り返した。加えて膝で部員の太ももをけるなどした。学校生活に関する生徒へのアンケートで判明。それ以前に苦情が寄せられていながら事態の詳細を把握できなかったとして、同校の50代男性校長を厳重注意とした。
このほか頭をたたくなどした村山地区の高校の40代男性教諭、小学校の50代女性教諭を厳重注意とした。このうち、女性教諭が勤務する学校の50代男性校長も厳重注意。
交通事故については、村山地区の高校に勤務する50代男性職員、庄内地区の高校に勤務する50代女性教諭、村山地区の特別支援学校に勤務する40代女性教諭の計3人を戒告とした。いずれも自家用車を運転中、相手の車に衝突するなどして軽傷を負わせた。