女子学生にキスした元教授、わいせつ認める 検察は懲役1年6月求刑 名古屋地裁

女子学生にキスした元教授、わいせつ認める 検察は懲役1年6月求刑 名古屋地裁
産経新聞 2016.5.9 18:20更新

 カウンセリングを受けに来ていた同じ大学の女子学生にキスしたとして、準強制わいせつ罪に問われた中京学院大中京短期大学部(岐阜県瑞浪市)の元教授天野寛被告(59)は9日、名古屋地裁(鵜飼祐充裁判官)の初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し、即日結審した。判決は5月19日。

 検察側は論告求刑などで「相談に来ていた女子学生をホテルに連れ込み、催眠療法で眠気を起こさせて犯行に及んだ。地位や技能を利用しており悪質」と指摘した。検察によると、天野被告は心理学が専門。大学の相談室でカウンセリングも担当していたという。

 天野被告は被告人質問で「親愛の情から思わずやってしまった」と説明。弁護側は「示談が成立しており、深く反省している」として、執行猶予付きの判決を求めた。

 起訴状などによると、天野被告は昨年11月28日、名古屋市北区のホテルで、催眠療法を受けて意識がもうろうとしていた女子学生にキスをするなどのわいせつな行為をしたとしている。

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