元養護教諭告発 県教委 /栃木
毎日新聞 2016年6月14日
県北部の公立中学校の元女性養護教諭(55)が29年間無免許のまま勤務していた問題で、県教委は13日、元女性教諭を偽造有印公文書行使の疑いで県警に刑事告発した。この教諭は1987年4月の採用にさかのぼり、採用無効とされている。
県教委によると、告発容疑は、元女性教諭が養護教諭2級普通免許状を持っていないことを隠し、87年4月から県内の公立小中学校で勤務したとしている。2015年度の教員免許更新手続きの際に、元女性教諭が別人の免許状の氏名や生年月日など3カ所を修正液で消して自分の氏名などに書き直し、コピーして提出していたことが分かったという。今年3月、元女性教諭が偽造や無免許を認めた。【野口麗子】