ボーナス支給後に懲戒免職 「部活や授業を停止しろ」自校脅迫の秋田市立中講師に県教委
産経新聞 2016年7月15日(金)15時19分配信
秋田市立土崎中に脅迫文が送り付けられた事件で秋田県教委は15日、威力業務妨害罪で起訴された同校講師、石井蒼一郎被告(25)を懲戒免職とした。夏のボーナス(期末・勤勉手当)は支給済みだった。
起訴状などによると、石井被告は5月7日、「部活や授業を停止しろ」「従わない場合、罰を執行する」などと、学校の爆破や生徒、保護者、教職員の殺害を予告する脅迫文を投函。9日に配達され、学校の業務を妨害したとしている。
同月25日に逮捕され、6月10日に起訴されたが、県教委はすぐに処分せず、30日にボーナスを支給。今月14日に処分案を教育委員会会議に諮った。
ボーナス後に処分したことについて、県教委義務教育課の石川政昭管理班長は「市教委から事故報告があったのが6月上旬、本人が保釈され事情が聴けたのが中旬だったので、このタイミングになった」と説明している。逮捕から2カ月近くは欠勤扱いになっているため、その分は引かれているという。