裸の画像送らせた疑い 講師逮捕
NHK 2017年03月01日 22時09分
福島県の高校に勤める25歳の非常勤講師が、SNSを通じて知り合った広島市の女子高校生に裸の画像を撮影させ送信させたとして、児童ポルノ禁止法違反の疑いで警察に逮捕されました。
逮捕されたのは福島県内の公立高校に勤めるいわき市の非常勤講師、佐藤寛記容疑者(25)です。
警察の調べによりますと佐藤非常勤講師は去年11月、広島市安佐南区に住む16歳の高校1年生の女子生徒に裸の画像を撮影させ、そのデータを自分の携帯電話に送信させたとして児童ポルノ禁止法違反の疑いが持たれています。
女子生徒の母親が携帯電話でのやりとりを見て発覚し、調べに対して「間違いない」と容疑を認めているということです。
2人はおととしごろにSNSを通じて知り合ったということで、警察は事件の詳しいいきさつを調べています。
非常勤講師の逮捕を受けて、福島県教育庁は1日夜会見を開き、講師がいわき市にある県立平工業高校の教員であることを明らかにしました。
福島県の県立高校の教員がわいせつ事件で逮捕されたのは今年度に入ってから3人目で、福島県教育庁の大沼博文教育次長は「これまで教職員の不祥事の根絶に向け綱紀粛正の指導を重ねたにも関わらずこのような事態を招いたことは痛恨のきわみで、県民の信頼を裏切る結果となったことをこころより深くおわびします」と陳謝しました。