「昔からの慣習だった…」三重・四中工などで規則違反の越境入学
東海テレビ 2017/4/25(火) 12:17配信
三重県のスポーツ強豪校として知られる県立高校5校が、県の教育委員会の規則に反して県外からの越境入学の生徒を受け入れていたことが分かりました。
規則違反をしていたのは四日市中央工業高校や朝明高校など県立のスポーツ強豪校5校で、県外出身の運動部の生徒57人中49人が三重県教育委員会の規則に反し、保護者が県内に居住していませんでした。三重県は県外出身の生徒が県立高校に入学する場合、生徒と保護者がともに県内に住むことを義務付けています。
このうちサッカー部所属の27人中24人に規則違反が見つかった四日市中央工業高校の渋谷順市校長は「昔からの慣習だった」と規則違反を認めた上で、「ルールに沿った形の上でのクラブ強化が必要なんだろうし、そこをしっかりやっていかなければならないと思っています」と述べました。
県は今後、保護者に住民票の提示を求めるなどチェック体制を強化したいとしています。