耐震研究汚職 阪大元教授に有罪判決 「国立大の信頼損なう」 大阪地裁

耐震研究汚職 阪大元教授に有罪判決 「国立大の信頼損なう」 大阪地裁
産経新聞 2017/7/11(火) 15:06配信

 耐震技術に関する共同研究で便宜を図った見返りにゼネコンから現金を受け取ったなどとして、収賄と背任の罪に問われた元大阪大大学院工学研究科教授、倉本洋(ひろし)被告(57)=懲戒解雇=の判決公判が11日、大阪地裁で開かれ、飯島健太郎裁判長は懲役3年、執行猶予5年、追徴金1288万円(求刑懲役4年、追徴金1288万円)を言い渡した。

 判決理由で飯島裁判長は、企業側の謝礼の申し出に対し、被告も口座を指定するなどして賄賂を積極的に受け取ったと指摘。「国立大教授の社会的信頼が大きく損なわれ、強い非難を免れない」と述べた。

 一方で被告が大学を懲戒解雇された上、事件が広く報道され、社会的制裁を受けたと言及。社会内で更生する機会を与えるのが相当だとして執行猶予を選択した。

 判決によると、倉本被告は平成24〜28年、中堅ゼネコンの東亜建設工業(東京都)など4社と耐震技術に関する共同研究を実施、研究結果を提供する見返りに計約1288万円を受け取った。また、うち3社からは研究費を受領しながら、大学側にこれを隠して経費として計約1570万円を支出させ、大学に損害を与えた。

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