いじめ自殺 教育委、両親に謝罪も…答えず
日本テレビ系(NNN)2017/8/11(金) 15:45
茨城県取手市で、女子中学生がいじめを訴える日記を残し自殺した問題で、改めて、取手市の教育委員会が両親に直接、これまでの対応を謝罪した。
取手市教育委員会・当時の教育部長「当時の判断を含めまして、こういう結果を招いてご心労をおかけしていると。本当に申し訳ありませんでした」
この問題は、茨城県取手市の中学3年生・中島菜保子さんが2015年、いじめを訴える日記を残して自殺したにもかかわらず、取手市の教育委員会が「いじめによる重大事態に該当しない」と判断していたもの。
11日、取手市教育委員会の当時の教育部長など4人が両親の自宅に改めて謝罪に訪れた。しかし、母親の淳子さんが、「その当時と何が意識が変わってそうなったのでしょうか。その当時も(菜保子さんの日記を)見せてましたよね。最初から娘のもの見せてましたよね、いろいろと」などと問いかけたのに対し、教育委員会側が答えることはなかった。
この問題では、取手市が設置した調査委員会は信用できないとして両親が新たな調査委員会の設置を茨城県に求め、先週、県主体で調査を進めることが決まった。
死亡したのは、中島菜保子さん(当時15歳)。両親や代理人弁護士によると、「いじめられたくない」「死にたい」などと書かれた日記が見つかった。スカートのポケットからは「くさや」と書かれたメモが見つかり、両親が一部の同級生から話を聞いたところ、「臭い」との理由で、そう呼ばれていたことも判明したという。両親はこれらを学校に示して調査を求めた。
中学では同12月、全校生徒にアンケートを実施。市教委も同月、3年生全員から聞き取りをしたが、「いじめは確認できなかった」と結論付けた。
これに対し両親が重ねて調査を要望し、市教委は16年3月に第三者委の設置を決めた。だが、いじめ防止対策推進法は、いじめが原因で「子どもの生命や心身への大きな被害」が生じたと疑われるケースを「重大事態」と規定して第三者委を設置するよう定めているにもかかわらず、市教委は「重大事態に該当しない」と議決したうえで設置。今月になってから、重大事態と判断を改めて調査を進めていることを遺族側に伝えたという。