大阪市が元顧問に賠償金半額負担請求へ 桜宮高バスケ部員自殺
毎日放送 2017/8/30(水) 11:58配信
5年前、大阪市立桜宮高校のバスケットボール部員が顧問から体罰を受けて自殺した問題で、大阪市が遺族に支払った賠償金の半額を負担するよう求めて、顧問だった男性を訴える方針を固めました。
桜宮高校では、2012年12月に当時2年のバスケットボール部主将だった男子生徒(当時17)が顧問で教諭だった男性から顔を十数回たたかれるなどの体罰を受けて自殺し、去年2月、東京地裁が約7500万円の損害賠償を大阪市に命じていました。
市は元顧問と負担する金額の交渉を続けてきましたが合意できなかったということで、遺族に支払った遅延損害金含む約8720万円のうち、半額の負担を求めて元顧問を提訴する方針を固めました。元顧問はMBSの取材に対し、「大阪市と協議中のためコメントすることはない」と話しています。