「自分は私ではない」岐阜大教授を逮捕 無免許運転ひき逃げ容疑 岐阜県警
産経新聞 2017.10.11 17:01
無免許で乗用車を運転中に軽乗用車に衝突し、女性に重傷を負わせたまま逃走したとして、岐阜県警加茂署は11日、自動車運転処罰法違反(無免許過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで同県山県市西深瀬、岐阜大教育学部の教授、辻泰秀容疑者(59)を逮捕した。加茂署によると、辻容疑者は「身に覚えがない。自分は辻泰秀ではない」などと供述しているという。
■免許6年前に失効…
逮捕容疑は4日午後2時35分ごろ、同県七宗町の県道で、乗用車を無免許運転中に左側に停車していた同町のパート女性(66)の軽乗用車に追突し、車内にいた女性に頸椎捻挫の重傷を負わせたとしている。
女性や目撃者がナンバーを覚えており、乗用車を特定。平成23(2011)年10月に免許は失効していた。辻容疑者は事故後、乗用車を修理工場に持ち込んでおり、県警は証拠隠滅を図った可能性があるとみている。
岐阜大によると、辻容疑者は教育学部で美術教育学を教えている。
岐阜大の森脇久隆学長は「誠に遺憾である。警察の捜査状況を見ながら、学内規則にのっとり厳正に対処したい」とのコメントを出した。