バレー部コーチ、男子生徒蹴る 春高常連の栃木・足工大付 県警捜査

バレー部コーチ、男子生徒蹴る 春高常連の栃木・足工大付 県警捜査
産経新聞 2017/11/30(木) 9:57配信

 「春高バレー」として行われる全日本バレーボール高校選手権大会の常連校、足利工大付高(栃木県足利市)で、60代の男性コーチが2年生部員の男子生徒(17)を正座させ、上半身を蹴って負傷させていたことが同校への取材で分かった。生徒側から相談を受けた栃木県警は傷害容疑を視野に捜査を進めている。

 同校は同大会に過去37回出場。10月の県大会で3年連続優勝を果たし、来年1月の全国大会出場を決めていた。コーチは今年3月に定年を迎えるまで同校教諭だった。以前は監督も務めていた。

 学校関係者によると、コーチは6月下旬、男子生徒が女子マネジャーと交際を始めたことを知り、体育館の教官室で生徒を正座させたまま胸や背中を蹴り、全治約1週間のけがをさせた。部内では男女交際を禁止していた。コーチは学校側の調査に「カッとなってやった」と説明。体罰との認識があったという。

 男子生徒は他にも複数の部員から顔を殴られるなどの暴行を受けたことがあるといい、9月に退部した。

 馬場敏彦教頭は「春高バレーへの出場が決まっている。現時点では出場させたい」と話した。同校は、平成22年まで「春高バレー」として開催していた全国高校バレーボール選抜優勝大会で優勝経験がある。

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正座させ「これは体罰だ」 バレー部コーチが部員蹴る
朝日新聞デジタル 2017/11/30(木) 17:34配信

 栃木県足利市の足利工業大付属高校の男子バレーボール部で6月、男性コーチ(66)が部員の2年生の男子生徒(17)に暴行を加えていたことが分かった。同校が30日、記者会見して発表した。同部は全国大会の常連で、来年1月の全国大会にも出場が決まっている。

 同校によると、コーチは6月29日、男子生徒が1年生の女子マネジャーと交際していることを怒り、学校の体育館の教官室で正座させて「これは体罰だ」と言って胸を複数回蹴った。生徒は背中から倒れ、体が腫れるなどのけがを負ったという。部内の男女交際は禁止されており、コーチは「カッとしてやった」と話しているという。

 コーチは定年退職した3月まで同校の教諭を務め、現在は体育指導員。同校は7月に10日間の指導停止としており、今年度で契約を打ち切る方針という。生徒はすでに退部し、保護者は警察に被害を相談しているという。

 コーチは2004年にも建築科の授業で生徒に平手打ちをして処分を受けた。松下繁一校長は「体罰はあってはならない不適切な指導。大変申し訳ない」と謝罪した。

 同校バレー部では2008年、下級生に暴力をふるったとして3年生3人が退学、うち1人が暴行容疑で書類送検されている。(北崎礼子)

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<足利工大高>同席のバレー部副顧問、暴行黙認
毎日新聞 2017/11/30(木) 15:00配信

 足利工大付属高(栃木県足利市)のバレーボール部のコーチが部員に蹴るなどの暴行をした問題で、部の副顧問を務める男性教諭が暴行現場にいたにもかかわらず、黙認していたことが同校への取材で分かった。コーチは副顧問がいたことを学校に報告せず、副顧問は校内の調査や処分の対象になっていなかった。

 同校などによると、60代の男性コーチは6月下旬、2年生の男子部員が女子マネジャーと数日前から交際を始めたことを知り、体育館にある教官室で部員を正座させて叱責。胸の辺りや背中を何度も蹴り、約1週間のけがをさせた。部員とマネジャーは既に退部している。

 コーチが部員を叱責、暴行した際、教官室には2人のほかに20代の副顧問もおり、一部始終を見ていたが、制止するなどの対応はしなかったという。

 同校は7月、コーチへの聞き取りを基に10日間の指導停止とした。しかし、コーチは副顧問が同席していたことを伝えず、同校が同席を把握したのは今月、毎日新聞の取材を受けてからだった。

 コーチは3月末に定年を迎えるまで同校教諭で監督だった。副顧問は校内調査に「コーチに発言できる立場ではなく、制止できなかった」と話したという。【内橋寿明、李舜】

「体罰」とあるが、この生徒何か悪い事したのか?
こういったのは体罰とは言わない。ただの暴行傷害だ。
この学校ではバレーボール部の活動に、どのような教育の意味を求めているんだ?
教師の命令に従わなければ、無抵抗な生徒にリンチを加える。それを黙って見ている教師たち。
これのどこに「教育」があるんだ?
大会優勝は結果であって目的ではないだろ。
こいつらの真の目的は「優勝チームの顧問」で得られる金銭と虚栄心だ。

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