組体操事故防止ための講習会、教師らに専門家が指導

組体操事故防止ための講習会、教師らに専門家が指導
TBSニュース 2018年1月26日19時24分

 学校で組体操の事故が相次いでいることを受け、現役の教師およそ60人が専門家による実技指導を受けました。

 組体操をしているのは、現役の小中高校の教師らおよそ60人で、日本体育大学で体操を専門に教える教授などの専門家が指導にあたりました。2016年度に学校で起きた組体操の事故は5271件にのぼっていて、事故を防ぐために、JSC(日本スポーツ振興センター)が実技講習会を行いました。参加した教師らは、負荷を軽減する手の置き方や、より崩れにくい技の組み方などを学びました。

 「ここを押さえれば、体がこんなふうに変わるんだよ、力が入るんだよと、指導者が知っていないといけないのかなと。目からうろこではないけれど、勉強になった」(現役教師)

 スポーツ庁は2016年3月末に、安全を確保できない場合は組体操を行わないよう求める通知を全国の教育委員会に出していますが、自治体によって全面的に禁止したり、ピラミッドなどの一部だけを中止したりするなど、対応が分かれています。

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