保育士が児童ポルノ所持 容疑の29歳逮捕 自宅や携帯に画像
産経新聞 2018/2/8(木) 8:06配信
児童ポルノ画像を隠し持っていたとして、千葉県流山市の民間保育園に勤務する保育士の男が、児童ポルノ禁止法違反容疑で流山署に逮捕されていたことが7日、分かった。保育園を監督する市によると、保育士の携帯電話にも児童の画像が残っていた。同署は撮影された児童の特定を急いでいるものとみられる。
逮捕されたのは、流山市南流山のなかよし保育園勤務の保育士、飯島貴弘容疑者(29)。市などによると、流山署が5日朝から飯島容疑者の自宅を捜索。ポルノ画像が記録された画像媒体が複数見つかり、携帯電話にも児童が複数人写っていた。飯島容疑者は画像所持を認め、5日夕、児童ポルノ禁止法(単純所持)容疑で逮捕されたという。
市では、画像の入手経路のほか、携帯電話の画像の中になかよし保育園の園児が含まれているかは未確認としている。
飯島容疑者は平成20年12月から同保育園に勤務しており、現在は4・5歳クラスの副担任を務めていた。勤務態度は良好とされる。
保育士の逮捕を受け、市の担当者は6日午前、同保育園を訪れて再発防止策を指導した。また、同保育園は同日夜、保護者会を開いた。
同保育園は産経新聞社の取材に対し、「捜査中なので、詳細は自分たちにも分からない。事実関係が明らかになった時点で、改めて保護者に報告する」などと説明した。
同保育園は0歳児から5歳児までを受け入れており、定員120人。住民らからの人気が高く、定員を上回る児童を預かる状態が続いているという。
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児童ポルノ禁止法違反の疑い 29歳の保育士男逮捕 流山署
千葉日報オンライン 2018/2/9(金) 9:52配信
千葉県警流山署は8日までに、児童ポルノ禁止法違反の疑いで、流山市南流山の「なかよし保育園」(園児145人)の保育士、飯島貴弘容疑者(29)を逮捕した。
同市などによると、同署が5日朝に自宅を捜索。押収された携帯電話には、同法に抵触するとみられる複数児童の画像が残っていたという。市は同園児の画像が含まれているかどうかや入手経路は確認できていない。
市は6日朝、同署から保育士を逮捕したと連絡を受け、同園を訪問。事実確認とともに、保護者への説明と再発防止を指示した。園は同日夜、保護者会を急きょ開催。市から連絡を受けた県は7日、園に立ち入り検査を行った。
飯島容疑者は2008年12月から同園に勤務。4、5歳児クラスの副担任を務め、勤務態度に問題はなかった。
井崎義治市長は8日、定例記者会見後に「事実ならあってはならないこと。事件の影響を最小限にとどめるとともに、二度と起きないよう指導する」と苦渋の表情で述べた。
同園は取材に対し「捜査中なので、詳細は分からない」とした。