京大iPS研の不正論文撤回 米科学誌
京都新聞 2018/2/14(水) 23:47配信
京都大iPS細胞研究所の助教が不正な論文を発表した問題で、掲載した米科学誌ステム・セル・リポーツは14日までに、当該論文を撤回した。
同誌は、論文は京大の調査によって主要な図6点などに不正が見つかっており、助教を含む著者全員が撤回に同意した、としている。また著者たちは誤った論文を発表したことについて科学界に深く謝罪している、とも記している。
論文は、ヒトiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って脳の血管の特徴を持つ細胞モデルを作った、とする内容だった。内部通報を受けた同研究所が調査し、1月に不正が見つかったことを発表していた。