「心の叫びに気づかず」 舞鶴中2飛び降り「いじめ認定」 調査委報告書(京都)

「心の叫びに気づかず」 舞鶴中2飛び降り「いじめ認定」 調査委報告書
産経新聞 2018/3/6(火) 7:55配信

 「生徒の心の叫びに気づかなかった大人の責任は大きい」。舞鶴市立中学校で昨年6月、2年の女子生徒が校舎3階から飛び降りて重傷を負った問題で、市教育委員会などの調査委員会専門部会(委員長・松浦善満龍谷大教授)が5日、提出した報告書。女子生徒へのいじめを認定し、市教委や学校関係者に重い課題を突きつけた。

 「指摘された問題点を真摯(しんし)に反省し、二度と繰り返さないように改善に取り組みたい」。報告を受けた佐藤裕之教育長は謝罪の言葉を口にし、報告書を教材にして新年度、いじめに対する研修を行うことを明らかにした。

 報告書は、女子生徒が長期間、いじめを受けていたことを認定。学校について、文部科学省の学校基本方針で定められた「いじめ防止対策委員会」が機能していなかった▽教員間で情報が共有されていなかった▽いじめ調査アンケートなどで、いじめを発見できなかった−などの問題点を指摘した。同時に女子生徒に問題があったかのように発言する教員がいたことを批判し、「いじめに対する理解が不十分」とした。

 市教委についても平成26年6月に「市いじめから子どもを守る会議条例」が制定されながら、常設や同会議の委員を人選せず、今回の事例で調査委の人選がおくれるなどの問題があったとされた。今後、いじめ防止対策委員会の定期的な開催や教員間の情報共有の徹底が求められている。

 同市では26年1月、いじめで生徒が長期間、不登校となる問題があり、外部の評価会議からとの指摘を受けていた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする