懲戒処分
教諭をたたいた中学校長を戒告 県教委 /大分
毎日新聞2018年3月10日 地方版
杵築市立中学校の男性校長(60)が昨年末の同校の忘年会で、部下の男性教諭(53)の頭をたたいた問題で、県教委は9日、校長を同日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。
県教委によると、忘年会は2学期の終業式があった昨年12月22日夜に、別府市内の飲食店であった。12人が参加した2次会で、校長は会話中に男性教諭の後頭部付近を平手で少なくとも1回たたき、その弾みで教諭はテーブル上にあったグラスに額をぶつけた。
教諭は同25日に病院で後頭部と顔面の打撲と診断され、別府署に被害届を提出。1月10日から現在まで、病気休暇となっている。
校長は1998年に部活動中の生徒への体罰で戒告処分を受けていた。3月末で退職するが、「私の至らなさを後悔し、心より反省している。校長自ら学校運営への信用を失墜させ、ご迷惑をおかけしたことを深くおわびする」と話しているという。【安部志帆子】
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