県立高校4校で140人の生徒が頭髪をはさみで切る指導/富山

県立高校4校で140人の生徒が頭髪をはさみで切る指導/富山
チューリップテレビ 2018/3/23(金) 10:00配信

 県教育委員会は、県立高校4校で、あわせて19人の教諭が140人の生徒に対し、頭髪をはさみで切る指導をしていたと公表しました。

 先月、富山市の水橋高校で、複数の教諭が、校則違反を理由に生徒の髪をはさみで切っていたことが発覚しました。
 この問題を受けて県教育委員会は、すべての県立高校で、教職員と在校生への調査を実施したところ、水橋を含む、富山工業、富山北部、上市のあわせて4校で、2015年4月以降に、19人の教諭が140人の生徒に対し、頭髪をはさみで切る指導をしていたことが分かりました。
 理由についていずれの高校も、「校則に違反している点を繰り返し指導したが改善が見られなかったため、生徒の同意のうえでおこなった」としています。
 「(違反した髪の長さは)いずれの件も、何十センチ、何センチという単位ではないと聞いております。ほぼ数ミリ」「歴史的な経緯の中で、これまでやってきたことが残っていたというのが現状なんだろうと思うのですが」(県教委・廣島伸一教職員課長)

 髪を切られた生徒が最も多かったのは、富山工業の68人で、教諭5人がおこなっていました。
 水橋は、先月、問題が発覚した際には、生徒44人の髪を教諭6人が切ったと発表していましたが、その後の調査で生徒は2人増え46人、髪を切った教諭は1人増え、教諭7人に訂正しました。
 県教委は、こうした指導が「行き過ぎていた」と認め、今後、いずれの高校も生徒と保護者に対して、謝罪するということです。
 時代遅れの指導は、学校教育の現場で、なぜ、続けられてきたのでしょうか?

 質問「各学校に対して命令まではできないにしても、こういうものはそぐわないという指導まで踏み込むことはできるんじゃないですか?」

 「そういった校則があることが時代遅れかどうかという判断も、いろいろ個人的には思うところはありますけども」(県教委・廣島伸一教職員課長)

 質問「でも、そこを指導していかなければ何も改善されないのでは?」

 「『それが悪い』と誰が言うかということのような気がするが、すみません、そこについては私からはコメントできないということでお願いできませんでしょうか」(県教委・廣島伸一教職員課長)

 一方で、県教委は、今年度、発覚した体罰についても公表しました。
 それによりますと、富山商業と氷見、滑川の3つの高校で、部活動や生徒指導の際に、あわせて4人の男性教職員が11人の男子生徒に対し、頬を平手打ちするなどの指導をおこなっていました。
 中でも、富山商業の相撲部では、臨時講師が5人の部員に対して頭を叩いたり、尻を蹴ったりする体罰を、9回にわたり繰り返していました。
 県教委は、頭髪を切ったり体罰をおこなったりした教職員について、処分を検討しているということです。

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