教員免許 有効免許状持たず授業 梅光学院中非常勤講師が社会科で /山口

教員免許
有効免許状持たず授業 梅光学院中非常勤講師が社会科で /山口
毎日新聞2018年6月29日 地方版

 下関市の梅光学院中学・高校で今年4〜5月、有効な教員免許状を持たない非常勤講師が中学3年の社会科の授業をしていたことが分かった。学院は、授業を受けた3年生46人に対し、最大20コマの補習を実施する。5月にあった県学事文書課による訪問指導で指摘を受け、発覚した。

 学院によると、非常勤講師が持っていたのは福岡県教委による臨時免許状で、山口県内では無効だった。授業を組む際、担当者が免許状の有効地域を示す文言に気づかなかったことが原因だった。県教委の指導後、山口県内で有効な免許状を取り、現在は授業に支障はないという。

 学院では昨年も事務手続きのミスにより、3人の教員が有効な教員免許状を持たないまま授業をし、生徒約200人が夏休みに補習を受ける事態になった。樋口紀子校長は「再発防止に向けて、適切に取り組んでまいります」とのコメントを出した。【上村里花】

〔下関版〕

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