遺族「指導が原因」学校「落ち度ない」 岩手の高校生自殺

遺族「指導が原因」学校「落ち度ない」 岩手の高校生自殺
岩手日報 2018/9/6(木) 10:13配信

 県央部の県立高校のバレーボール部に所属していた3年生の男子生徒が7月に自殺し、遺族が「顧問の男性教諭の暴言による行き過ぎた指導が原因」と県教委に訴えていることが分かった。高校側は「通常の指導の範囲で教諭に落ち度はなかった」と主張する。県教委は第三者委員会を設置し、自殺と指導の因果関係について調査する方向で検討している。

 亡くなった生徒は、中学時代に全日本選抜、高校でも中心選手として活躍していた。7月3日早朝、自室で亡くなっているのを母親が発見。残された両親と兄に宛てたメモには「ミスをしたら一番怒られ、必要ない、使えないと言われた」「高校でこれなら大学で生きていけるはずがない」などと書かれていた。

 高校と県教委による部員らへの聞き取り調査によると、この生徒が40代男性教諭から叱責(しっせき)を受ける回数は多く、6月の県高校総体で敗れた際には厳しい口調で生徒の責任に言及。亡くなる直前の練習でも「自覚が足りない」などと怒鳴られている場面を複数人が目撃した。進学への不安を聞いたとの証言も。教諭の言動は「必要な指導」との意見もあった。

 教諭は別の高校のバレー部で顧問をしていた2008年に暴言を吐いたなどとして元部員から訴訟を起こされた。一審は一部不法行為を認め、現在も控訴審が続く。生徒の自殺後に係争を知った父親は「言葉の暴力による異常な指導があったことは明らかで、これが死につながった。不適格な教員を指導に当たらせていた学校や県教委も問題だ」と指摘。刑事告訴も検討している。

だから、実名報道の必要があるのだ!
前回も実名が出ていなかった!
現状のままでは、学生とその家族はロシアンルーレットをやらされているようなものだ!

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