盗撮容疑で逮捕 中学教諭、懲戒免職/青森県教委
デーリー東北新聞社 2018/11/7(水) 11:40配信
青森県教委は6日、児童買春・ポルノ禁止法違反(盗撮製造)などの疑いで逮捕された板柳中教諭の相内貢容疑者(51)を懲戒免職処分にした。公衆浴場で女子児童を盗撮した逮捕容疑に加え、同法に違反するDVDなどの大量所持があったことを踏まえた。相内容疑者は県教委に対し「違法との認識はあった。わいせつ目的だった」と説明している。
会見した田村博美教育次長は「事実を重く受け止めている。教育に対する不信を招くもので誠に遺憾だ」と陳謝した。
県教委によると、相内容疑者は9月11日に家宅捜索を受け、違法なDVDの所持が発覚。10月に学校側に報告していた。
盗撮や違法なDVDなどの購入は、2010年から行い、押収されたDVDは400枚以上。ビデオやCD、書籍なども相当数あった。女児を狙った盗撮は公衆浴場の男湯で行い、多い月には4回程度の頻度だったという。
和嶋延寿教育長は同日発表したコメントで「市町村教委および県立学校に対し教職員の服務規律徹底を通知した」と説明。7日開催の市町村教委教育長会議でも指導の徹底を求める方針を示した。
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青森県教委が、児童盗撮容疑の板柳中学校の男性教諭を懲戒免職に
Web東奥 2018/11/7(水) 8:44配信
青森県教委は6日、児童買春・ポルノ禁止法に違反するDVDなどを所持し、女児を盗撮していたとして中学校男性教諭(51)を同日付で懲戒免職にしたと発表した。男性教諭は5日、同法違反容疑などで逮捕された板柳中教諭の男。県教委の聞き取りに対し、容疑者の男は2010年から盗撮を繰り返していたことを明らかにした。
県教委教職員課によると、同容疑者は腕時計型のビデオカメラを使い、県内の複数の公衆浴場で女児を盗撮していた。目的については「最初はかわいい女の子がいたから−だったが、その後はわいせつ目的だった」と話している。盗撮場所は公衆浴場のみで、画像はインターネットなど外部には流出させていないという。
DVDは通信販売サイトを通じて10年から1〜2年間購入。14年の法改正で、個人が趣味で児童ポルノの写真や映像を持つ「単純所持」が認められなくなってからも、違法性を認識しながら所持を続け、15年ごろから再び購入していた。所持していたDVDは400枚以上に上るという。
今年9月11日に同法違反容疑で警察の家宅捜索を受け、10月上旬に中学校長に報告したことで発覚した。
県教委は6日付で市町村教委と県立学校に対し、服務規律確保の徹底に関する通知を出した。田村博美教育次長は記者会見で陳謝した上で「今後も教職員の服務規律の確保に粘り強く取り組み、県教育行政に対する信頼を回復していきたい」と述べた。本年度、懲戒免職となった教職員は3人目。
一方、県警は同日、同容疑者を青森地検弘前支部に送検した。県警少年課は「余罪について捜査中」と話している。