17歳女子高生、教師から4年間の性暴力被害で何度も自殺未遂
NEWS ポストセブン 2019/4/3(水) 7:00配信
中国陝西省で13歳から4年間、通学する高校の教師から性暴力や脅迫を受けていた17歳の女子高生が悩みに悩んで何回も自殺未遂を繰り返していたことが地元テレビのインタビューなどから明らかになり、教師は逮捕されていたことが分かった。
この女子高生の両親もこれまで自殺未遂の原因は分からず、「学校生活でのストレス」くらいにしか思っておらず、娘の告白で初めて性被害を受けていたことが分かったという。彼女の告白はネット上でも拡散し続けている。
この高校教師については「倪」という苗字しか分かっていないが、教師は彼女が13歳の時、学校生活や勉強などについての学習指導を口実に美術室に呼んだという。彼女が部屋に入った後、倪は彼女を背後から羽交い絞めにして、叫び声を上げた彼女の口を手でふさいで、顔を殴りつけるなどして、暴行に及んだという。
その後も教師は性的な暴力を繰り返したほか、その行為を動画で撮影して、誰にも話さぬように脅迫して、4年間も関係を続けていたという。
今年2月、路上で駐車していた倪の車中で、彼女が倪に「動画を処分してほしい」などと懇願したが、倪は逆上して、彼女を殴るなどの暴力を加えていたところを通行人が目撃し、警察に通報。駆けつけた警察官によって、倪は暴行の現行犯で逮捕された。女子高生は警察に保護された。
警察で事情を聞かれた女子高生は、これまでの経緯を告白。警察から連絡を受けた両親に引き渡されたが、事態を重く見た陝西省教育庁は倪を解雇している。
その後、女子高生は陝西テレビの教育チャンネルである陝西省青年放送番組や地元紙などのインタビューを受けた。そのあまりの非道さに、加害者の高校教師に批判が集中したほか、女性の性被害の深刻さが大きな反響を呼んだ。
娘の被害を初めて知った両親も「学校生活で悩んでいるとは思っていたが、なぜ自殺未遂を繰り返すのか分からなかった。自分たちも娘のことについて、鈍感だった」と悔やんでいたという。
ある教育評論家は「中国の場合、男尊女卑の傾向がいまだに強く、女性の立場からしても、『自分が本当のことを話しても、信じてもらえない』と思い込んで、諦めてしまうのではないか。また、男性優位社会なので、女性の性被害に薄々感づいても、無視してしまうという社会的風潮があるのは確かだ」と指摘している。