「ファイアトーチやけど」問題で中2生徒の父親が胸中を明かす 名古屋市

「ファイアトーチやけど」問題で中2生徒の父親が胸中を明かす 名古屋市
CBCテレビ 2019/8/16(金) 19:33配信

 名古屋市の中学校で、生徒が野外学習の練習中に腕にやけどをし、担当教諭が「練習不足でバチが当たった」などと発言した問題で、生徒の父親が取材に応じ、胸中を明かしました。

 「あれだけの大やけどをした後に、子どもにかける言葉ではないなと思った」(父親)

 こう話すのは、名古屋市の守山東中学校に通う中学2年の男子生徒の父親。

 父親が話す「大やけど」を男子生徒がしたのは、7月26日。

 野外学習で披露するファイアトーチの練習中でした。

 「(火が)点いた、点いた」

 練習中、服にトーチの火が燃え移り、男子生徒の腕には大きなやけどの痕が。

 「灯油が右腕に垂れてきて、回しているうちに火があたって引火した。火が消えなかったので、その後は(職員が)足で踏みつけるような形で火を消しにかかったが、足で踏みつけても火が消えなかったので、トーチを消すためのバケツに手を突っ込んで消火した」(父親)

 しかし、その後担当の男性教諭が生徒に信じられない言葉を放ったと言います。

 「ちょっと練習した日数が少なくて、罰が当たっちゃったかもしれんね。次からはミスなくがんばっていこうという形の「罰」という(発言)はあった気もする」(担当の教諭)

 この発言に、学校側は。

 「励ましたいという意味で言った。言葉としては不適切だった」(浅井与志夫・守山東中校長)

 名古屋市教育委員会は、ファイアトーチを行う際の安全管理などを記したマニュアルを作成していましたが、バケツを職員の近くに置くことなどを守っておらず、既に保護者に謝罪しました。

 「謝罪が欲しいというより、二度とこのようなことが他の学校でも起きないように、学校でトーチトワリングをやることには反対だし、教育委員会にも考えてほしい」(父親)

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