「相談受ける立場を利用し悪質」 教え子の女子中学生らに校内でみだらな行為 元教師に実刑判決

「相談受ける立場を利用し悪質」 教え子の女子中学生らに校内でみだらな行為 元教師に実刑判決
毎日新聞 2019/11/12(火) 20:02配信

 教え子の女子中学生ら2人に学校内で淫らな行為をさせたとして、児童福祉法違反、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われた元石川県白山市立笠間中学校教諭、奥村泰裕被告(27)=同県能美市浜町=の判決公判が12日、金沢地裁であり、千葉康一裁判官は「生徒の未熟さに付け込んだ卑劣で悪質な犯行」として、懲役1年6月の実刑判決(求刑・懲役2年)を言い渡した。

 判決によると奥村被告は今年3月25日、当時の勤務先の中学校内で、自身が担任を受け持つ女子生徒に淫らな行為をさせてその様子をスマートフォンで動画撮影した。また4月29日、自身が顧問を務める部活動に所属していた卒業生の少女にも淫らな行為をさせた。

 千葉裁判官は奥村被告が2人の少女から家庭状況などの相談を受けていて、こうした立場を利用して犯行に及んだと指摘。少女らの「将来に与える悪影響が深く懸念される」と犯罪行為の責任の重さを強調した。【日向梓】

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