フリースクールでの性被害を食い止める 電話窓口設置へ

フリースクールでの性被害を食い止める 電話窓口設置へ
朝日新聞デジタル 2019/11/24(日) 7:00配信

 不登校の子どもたちが通うフリースクールでの性被害を食い止めるため、来年度にも電話相談窓口ができる見通しになった。フリースクールは小規模なところが多く、「ようやく見つかった居場所」を失いたくない子どもらは被害を口にしにくい。学校以外の居場所での性被害が明らかになる中、声を上げやすくする仕組みが急がれる。

 フリースクールの国内最大組織・NPO法人「フリースクール全国ネットワーク」(フリネット、東京)が23日の理事会で決めた。

 フリースクールは国内に約600カ所あり、8千人以上が通っているともいわれるが、フリネットには80団体以上が加盟。フリースクールの子ども専用の相談窓口は「初めてではないか」(フリネット)という。

 性被害に関する相談窓口は、ワンストップ支援センターなどの名称で各都道府県にある。ただ幅広い年代の人からの相談を受け付けているため、フリネット幹部の一人は「子どもにはハードルが高い」と考えた。

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