卒業生697人の指導要録流出 大郷町教委
河北新報 2019/12/21(土) 15:00配信
宮城県大郷町教委は20日、台風19号豪雨で被災した同町粕川の旧粕川小に保管していた学校書類の一部が流出し、旧大谷小卒業生の指導要録697人分が見つかっていないと明らかにした。町教委は「文書管理に不備があった」として同日、当事者らに謝罪文を送った。
指導要録は児童の氏名や生年月日、評価、出欠などを記録した書類。1992〜94年度、96〜2005年度、07〜09年度の旧大谷小卒業生697人分が紛失した。
11月6日、旧大谷小の1995年度卒業生の指導要録が農地に漂着しているとの連絡が災害ボランティアからあり、書類の流出が発覚。その後、同校の2006、10年度分の指導要録と11年度の旧粕川小教職員の通勤手当に関する書類が発見され、回収した。
町教委は12年3月、大谷、味明、粕川、大松沢の4小学校を同4月に大郷小に統廃合する際、4校の学校書類を旧粕川小に搬入し、施錠した倉庫内で段ボール箱に入れて保管。16年8〜10月に一部を大郷小や旧大松沢小に移し、保存期限が過ぎた分は廃棄した。
記者会見で、学校教育課の斎藤雅彦課長は「耐火金庫で保管し、大郷小に移しておくべきだった」と説明。鹿野毅教育長は「教育行政への信頼を損ね申し訳ない」と謝罪した。