中3“いじめ自殺”受け…岐阜市長が『いじめ対策条例』改正の考え 「理念が現場で認識されず」
東海テレビ 2019/12/25(水) 18:24配信
今年7月、岐阜市で中学3年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題。25日、岐阜市の柴橋市長が教育委員会との会合を開き、いじめ対策について定める市の条例を改正する考えを示しました。
柴橋岐阜市長:
「教訓をしっかりと残していくという意味でも、調査報告書の様々なご提言を踏まえながら、いじめ防止等対策推進条例を改正する」
岐阜市の中学3年の男子生徒がいじめを苦に自殺したとみられる問題で、25日会合を開いた柴橋正直市長。
いじめを防ぐ対策を定めた市の条例について、「条例が目指している理念が現場で認識されていなかった」として、条例の改正する考えを示しました。
この問題では、担任教師が同級生からいじめを訴えるメモを受け取ったものの、具体的な対策をしなかったことなど、学校の対応の不十分でいじめが激しくなったと指摘されています。
第三者委員会の報告書では、「この中学校が先進的な教育を行う市の『実習校』で、教員が多忙だったことがいじめの発見を困難にした」と指摘していて、柴橋市長は市内11の実習校の見直しについても教育委員会に要請しました。
また会合には、25年前に次男をいじめによる自殺で亡くした大河内祥晴さんも参加し、いじめ問題について学校側の意識を変えるよう訴えました。
大河内祥晴さん:
「子供たちに『話してくれ』と言うんだけど、ホントに子どもたちが話しやすい環境を、私たち大人・社会・親が作っているんだろうか。(自殺した男子生徒の思いを)残された中学校の子たち、あるいは岐阜市の子どもたち、含めて全国の子どもたちがどう受け止めてくれるのかが一番大事」