バットで部員たたく 岐阜高野球部監督が体罰
岐阜新聞Web 2019/12/26(木) 8:14配信
岐阜県教育委員会は25日、生徒への体罰が確認された県立高校などの教職員4人を同日付で懲戒処分にした、と発表した。体罰が3件、違法行為が1件で、県教委による本年度の懲戒処分は13件17人となった。
岐阜高校硬式野球部の男性監督(48)は今年9月、練習試合でミスした男子部員の頭を木製バットの末端でたたくなどし、減給10分の1(3カ月)。県教委が県内の生徒や保護者を対象に実施した体罰を調べるアンケートで発覚した。同監督は別の高校で全国高校野球選手権大会に出場した実績もあるが、発覚後は指導を自粛しているという。
海津明誠高の教諭(60)は、男子生徒を指導する際に胸ぐらをつかむなどして「殴ってもいいんだぞ」と発言し戒告に、岐阜聾学校の寄宿舎指導員(67)は、男子児童を平手でたたくなどし、戒告とされた。各校の校長も指導処分とした。いずれも生徒らにけがはなかった。
また、は、運転免許が失効していたにもかかわらず運転したとして減給10分の2(3カ月)とし、校長や前任校の校長も戒告とした。講師は同日付で依願退職した。