校長が児童を平手打ち・山形
山形新聞 2020/2/8(土) 7:46配信
山形市内の小学校で、60代の男性校長が男子児童の顔を平手打ちしていたことが7日、分かった。市教育委員会は事実を確認し、体罰として県教育委員会に報告した。学校側は今後、PTA役員や保護者に対する説明の場を設けるとしている。
市教委によると、校長は3日午前、受け持っていた授業中に男子児童の左頬を平手でたたいた。授業態度を注意する際、感情的になったという。児童にけがはなかった。同日午後、市教委に同じ学年の保護者から連絡があり、発覚した。校長は「つい手が出てしまった」とし、既にその児童と保護者に謝罪したという。
市教委の担当者は「教員には体罰は許されない行為と伝えてきた。ましてや指導する立場の校長として、あってはならないこと。児童や保護者に対し、誠に申し訳ない」とした。この小学校の教頭は「児童に正しい事実を伝え、教職員にさらなる丁寧な指導を呼び掛ける。児童や保護者の不安を払拭(ふっしょく)できるように努める」と話した。