「教員から体罰、暴言」 静岡市男性が市提訴 静岡地裁
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS 2020/2/17(月) 17:28配信
静岡市内の市立小で特別支援学級に在学中に教員から暴行を受けたり暴言を浴びたりしたとして、市内の男性が17日までに、市に550万円の損害賠償を求める訴えを静岡地裁に起こした。提訴は2019年12月4日付。
訴状によると、男性は06年4月に市立小に入学した。特別支援学級に通い、入学後に自閉症と診断された。
3年生時を除き、指導時に担任教員らから頰を平手打ちされたり、「学校から出て行け」などと罵声を浴びたりしていたと主張。「肉体・精神的な苦痛を受け、恐怖の中で学校生活を送らなければならなかった。今でも夢に出ることがあり、苦しみ続けている」として、市が体罰を防止する安全配慮義務に違反したと訴えている。
提訴時に男性は未成年で、両親が法定代理人。訴状では「(両親は)17年まで本件不法行為を知らなかったから消滅時効は完成していない」としている。
市教委は取材に「対応を検討中」とした。