校長が3か月前に「体罰につながる恐れ」と指導 体罰で停職6か月の教諭に 和歌山

校長が3か月前に「体罰につながる恐れ」と指導 体罰で停職6か月の教諭に 和歌山
読売テレビ 2020/2/25(火) 12:03配信

 和歌山市の小学校教諭が、約9か月間クラスの児童に体罰を繰り返していた問題で、校長は、事態を把握する前に、「体罰につながる恐れがある」と教諭を指導していたことが分かった。

 和歌山市立の小学校に勤める男性教諭(46)は、去年4月から12月までの間、担当クラスの児童のおよそ半数に対し、頭を叩いたり、腹に両足で乗ったりするなどの体罰をしたとして、今月、停職6か月の処分を受けている。

 校長が体罰を把握したのは、去年12月だったが、3か月前の9月には、男性教諭が、掃除を真面目にしない児童に追加で掃除をさせたことなどを把握していて「罰を与えるやり方では、いずれ、体罰につながる恐れがある」と、教諭を指導していたことが新たに分かった。

 一方、その指導の中で、体罰は把握できなかったという。教育委員会は、校長を戒告処分にしている。

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