筑波大職員を懲戒解雇 診断書偽造し有給休暇計約107日間不正取得
茨城新聞クロスアイ 2020/4/1(水) 5:00配信
診断書を偽造し有給休暇計約107日間を不正に取得したとして、筑波大は31日、事務職の40代男性を懲戒解雇したと発表した。処分は同日付。職員が休暇中の給与計約190万円を返したため、同大は告訴を見送る。
同大によると、職員は2017年6月から19年7月までの約2年間に、実在する病院名で「急性胃腸炎」や「扁桃腺炎」など複数の病名を記載した診断書22通を偽造。有給で休める「病気休暇」などの制度を不正に利用した。職員は聞き取りに「なぜ偽造してしまったか分からない。申し訳ない」と話したという。
昨年7月に別の職員が、外出できないはずの男性職員を県内の施設で見掛け、上司に報告。同大が病院に問い合わせて発覚した。
同大の永田恭介学長は「極めて遺憾。再発防止に向け啓発活動を行っていく」とコメントを出した。