「言い出せなかった」高校新入生”32人分”の身分証紛失…2人分は校外で発見 廃棄か持ち出しか 調査へ
北海道ニュースUHB 2020/6/19(金) 21:05配信
北海道立高校で、生徒1クラス32人分の身分証明書が紛失していたことがわかりました。2人分は校外で発見されていて、北海道は保護者に説明会を開き謝罪するとともに、校外に持ち出された経緯を調査しています。
生徒の身分証が紛失したのは、北海道南部・八雲町にある北海道八雲高校で、1年生の1クラス32人分です。
身分証には、住所、氏名、生年月日、高校の名前と、顔写真も掲載されていて、新入学の生徒に配布するために高校側が準備していました。
北海道教育庁などによりますと5月11日、20代の担任教師が32人分の身分証を事務職員から受け取り、職員室の自分の机の上に置きました。
翌日、机の片づけをしてダンボール3箱分の書類などを捨て、その翌朝置いてあったはずの身分証がなくなっていることに気づきました。
担任は上司に報告し、ほかの教師や事務職員などと数日間校内を探しましたが見つからなかったため、身分証は誤って廃棄され、個人情報の外部への流出はなかったとみられていました。
しかし5月22日、町民から「町内の路上で生徒1人の身分証を拾った」、28日には警察署から「町民から生徒1人の身分証を拾ったと届け出があった」などと相次いで担任教師に連絡がありました。
担任教師は連絡があった町民と警察署に受け取りに行き保管。生徒の個人情報が外部に流出したことがわかりましたが、上司に報告しませんでした。
その後町民からの情報などにより事態を把握した高校側が6月16日に担任教師に確認したところ、「言い出せなかった」などと認めたということです。
今のところ、身分証が悪用された情報はないということですが、高校や教育庁は、19日緊急の保護者会を開き経緯を説明し謝罪するとともに、身分証が校外で見つかった経緯を調査しています。
八雲高校は「生徒や保護者の皆様に深くお詫び申し上げます。再発防止策に取り組み、信頼回復に努めてまいります」などとコメントしています。
北海道教育庁は、今後状況が把握出来次第、担任教師の処分をする方針です。