生徒個人情報140人分紛失 口座番号や住所など 神戸の中学校

生徒個人情報140人分紛失 口座番号や住所など 神戸の中学校
神戸新聞NEXT2015年 7月21日 14時39分配信

 神戸市灘区の鷹匠中学校で、生徒が学校でけがをしたときなどに支払われる災害共済給付の関係書類がなくなっていたことが21日、同市教育委員会への取材で分かった。対象生徒約140人分で、給付金が振り込まれた保護者の口座番号や、生徒の住所も一部含まれていたという。今年1月、外部から「災害共済給付の支払いが遅れている」との情報が市教委に寄せられた。

 市教委が同校を調査したところ、給付手続きを担当する女性養護教諭が、校内で保存する過去5年分の給付関係書類を紛失していたことが判明。女性養護教諭は指摘があるまで紛失に気付かず、「書類は校内で誤って廃棄したのだと思う」と話しているという。

 市教委は「本人の弁を信じる」とし、外部流出の可能性について否定。個人情報を紛失した保護者らには連絡していないという。

 また、関係書類を紛失したことや、災害共済給付の支払いが遅れていたことから、市教委はこの教諭を指導した。(上田勇紀)

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