延世大学大学院不正入学生は‘前副総長の娘’…懲戒着手=韓国
WoW!Korea 2020/7/15(水) 23:14配信
韓国教育部の総合監査で、ヨンセ(延世)大学の教授らが同僚教授の娘を大学院に不正入学させたことが明らかになった中、不正入学生の父親は当時の副総長だった。
15日、教育部によると、延世大学経営学科の一般大学院で2016年、教授らが謀議して他の教授の娘を新入生として入学させたが、当該入学生が当時国際キャンパスの副総長だったイ・ギョンテ経営学科教授の娘だったことが分かった。
修士課程生1人を選ぶことになっていた当時、新入生選抜過程で単位など定量領域の成績点数が全体志願者16人のうち、前副総長の娘A氏は9位だったが、書類審査を1位、2位で通過した他の志願者を抜いて最終合格した。
評価に参加した教授らは、A氏を合格させるため、他の志願者には低い点数をつけ、A氏には口述試験で最高点をつけたことが分かった。
実際、教育部総合監査の結果を見ると、A氏は書類審査で200点満点の168点だったが、口述試験3項目ですべて満点を取り、最終268点で合格した。
書類審査で183点と177点を受け、それぞれ1位、2位だった志願者たちは、口述試験で大幅に点数が下がり、最終点数でA氏に及ばなかった。
特に、書類審査で1位になった志願者は、口述試験では‘情熱と真正性’項目で30点満点中10点となり、‘適性’項目でも30点満点中10点だった。
口述試験で100点満点を取った志願者は前副総長の娘A氏のみで、口述試験で2位だった志願者は63点だった書類審査2位の志願者であり、両者の口述試験の差は37点にもなった。
教育部は評価委員教授6人と主任教授が前副総長の娘を合格させることを事前に協議したと見て警察に告発・捜査依頼し、現在検察で捜査中であることが分かった。
延世大関係者は「教育部総合監査結果が出たため、人事委員会を開いて懲戒手続きを進める」とし「学校は別に捜査権がなく、捜査機関結果が出るのを見て、学校が校則により追加懲戒を与えることもできる」と説明した。