子どもへの性犯罪行った保育士、再登録までの期間を延長へ…現行は2年
読売新聞オンライン 2020/9/18(金) 19:54配信
田村厚生労働相は18日の閣議後記者会見で、子どもへの性犯罪などを理由に保育士登録を取り消された人が刑を終えてから再登録できるまでの期間を、現行の2年から延長することを検討すると明らかにした。
保育士として働くには、資格取得後に都道府県への登録が求められる。児童福祉法は原則、禁錮以上の刑が確定した保育士は登録を取り消され、刑の終了から2年が経過すれば、再登録できると定めている。
児童生徒らへのわいせつ行為などで教員が懲戒免職処分となるケースが相次いでいることを受け、幼稚園教諭を含む教員免許については、文部科学省が失効期間を3年から5年に延ばす方向で検討を始めている。厚労省も足並みをそろえる必要があると判断し、今後期間の延長に向け、児童福祉法改正の検討に入る。
田村厚労相は「文科省と相談し、厳しくする方向で検討したい」と述べた。